離乳食の途中でぐずるこども。食べてもらうための戦略!
長男の離乳食に苦戦していました。
父親として、母親にかわってあげられることのひとつとして、極力離乳食はわたしが食べさせているわけですが、なかなかどうして一筋縄ではいかないのです。
離乳食を食べているあいだにぐずられると、いくら我が子といえどイライラします。
口をあけなくなり、手でスプーンを払いのけ、泣く。椅子のうえで大暴れし、また泣く。
こんな状況にストレスを感じることも多いはず。
そこで、離乳食を食べてもらう戦略を試行錯誤してみました。
戦略をもっているともっていないのでは、気持ちのもちようも変わってくる、そんな話です。
Table of Contents
離乳食でぐずる7つの原因
1、眠い
長男がぐずる一番の原因は、「眠い」でした。
気づく前は、朝起きて3時間ほどたってから朝ごはんだったのですが、
午前中のお昼寝がしたいタイミングになってしまっていたようです。
そこで、朝ごはんの時間を1時間前倒しにしたところ、スムーズに食べてくれました。
眠気がくるタイミングは赤ちゃんそれぞれですので、様子に合わせて調整してみるのがよいです。
2、ご飯が楽しくない
まだ、離乳食をはじめたばかりのころは、赤ちゃんに食べたいという気持ちがありません。
これまでは、お腹が空いたらミルクがどんどん飲めて空腹を満たせていましたから、
なんでちまちまひとくちずつ食べなきゃいけないの、ってなるのも当然です。
離乳食初期はとくに、食べるのが楽しいと思ってもらうのが目的でいいのかと。
毎日食べているうちにだんだん慣れてくるのを待ってもいいのですが、
ひとくち食べるごとに笑顔でおおげさに拍手をして、「おいしー」と叫んでいました。
1週間もすると、食べるごとに機嫌よく笑いかけてくれるようになりました。
3、お腹が減りすぎている
口をあけてくれるんだけど、泣きながら食べていることがたまにあります。
お腹が減りすぎていて、ちまちま食べてる場合じゃないようです。
こんなときは、ミルクを先に飲ませてあげましょう。
ミルクを飲んでお腹が少し満たされると、そのあと機嫌よく食べてくれます。
4、食感がいやだ
離乳食をはじめて1ヶ月ごろ、育児本にしたがって、5ミリ角のにんじんやたまねぎなどをあたえてみました。
しかし、長男はそれを口に入れるたびにギャン泣き。
そこでもとのペースト状のごはんや野菜にもどしたところ、
泣くことなく完食できました。
どうやら、まだ7ヶ月の長男には、つぶの大きなごはんや野菜は早かったのだと気づかされました。
赤ちゃんの成長に個人差があるように、食感にも育児本の通りにいかない個人差があるということです。
もちろん、育児本がいらないというわけではなく、
メニューなどはそっくりそのまま利用しています!
逆に、ペースト状が早々にいやになる赤ちゃんもいるかもしれません。
11ヶ月になった今では、つぶの大きさをものともせずパクパク食べています。
焦らず赤ちゃんにあわせていきましょう。
5、味がうすい、気に入らない
ごはんを2、3口食べたところで次のひとくちを入れたところで急に泣き出すということがありました。
野菜を煮た出汁のみで作ったおかゆだったので、
「もしかして味付けが薄いのでは」と思い、
市販の和風だしを少し足してみたところ、機嫌よく食べてくれたことがありました。
薬局のベビーコーナーや、ベビー用品店などで気軽に手にはいるので、常備しておくのがよいです。
6、ごはんがあつい、冷たい
粉ミルクの温度を調節するように、離乳食の温度も同じです。
なかには、40度をこえる食材にふれると白く変色するスプーンなども売られていますね。
表面が適温になっているのは確認しても、中の方があついままあげてしまうこともあります。
一度あついものを口にいれて嫌がられてしまうと、
いくら冷ましてもそのときの機嫌がなかなかなおりません。
麦茶をあたえて、文字どおりお茶を濁しつつ、ごはんを冷ましてあたえるなど、ご機嫌とりに非常に苦戦します。
そんな感じで、温度にはかなり気を配るのがよいでしょう。
7、飽きた
長男は、本当に飽きるのがはやいです。
あらゆる手をつくして万全を期しても、この「飽きる」という壁は立ちはだかります。
それもしかたのないことで、
就学前のこどもの集中力は「年齢+1分」なんだそうです。
物音のする方向にすぐふり向くので、当然食事中はテレビを消し、できる限りひとも動かないようにします。
それでもあっちをキョロキョロ、そっちをキョロキョロ…
これはさすがにお手上げか。
いえ、まだできることはあります!
実際にやってみて効果的だったものをいくつかあげてみます。
離乳食に飽きたときに気分をかえる戦略
1、椅子の向きをかえる
これは結構効果的でした。
テーブルにむかって順調に離乳食を食べていても、
急によそ見をはじめたり、のけぞってぐずりはじめたりします。
そのようなときに、椅子をくるっと90度回転させてあげて、
まったくべつの方向をむかせてみると、
なぜかまた前に注目してごはんを食べはじめてくれます。
そのかわり、あげるほうは立ったり中腰で食べさせないといけなくなりますが(笑)
気分転換、また目の前に集中する、という点でとても効果的でした。
2、麦茶で休憩する
これもまた効果的です。
大人でも食事中に水を飲んでひと息つきますよね。
赤ちゃんもやはり同じで、のどがかわいたり気分を変えたりしたいときには、
あせらず飲みものをあたえて休憩するのがよいです。
3、スプーンの持ち手をかえる
あげているスプーンを持ち変えるというのは、気分をかえるという戦略を考えていて最初に思いついた作戦でした。
スプーンを持ち変えると、
あげるほうのからだの向きとか、気分も変わってリセットされます。
目の前であげている大人の様子がちょっと変わると、
いままでのけぞってぐずっていた赤ちゃんがまたこっちに注目してくれます。
それだけ赤ちゃんはあげている大人の様子に敏感だということもわかります。
4、おもちゃをもたせる
長男は、手でなにかをにぎると安心するようで、とりあえず落ち着いてくれます。
また、手に何かをもつことによって、自然と前に集中するようになり、
口にむかってくるスプーンも目にはいりやすくなります。
5、オルゴールをかけ、目の前におく
これも、目の前に集中するための作戦です。
音に敏感に反応する長男の特性をうまく利用しました。
オルゴールは赤ちゃんの寝かしつけなどでも落ち着く音として使われますし、
音を目の前におくことで、キョロキョロしたり、のけぞる赤ちゃんの意識を前にむけさせます。
まとめ 気楽な気持ちで食べさせてあげる
離乳食は、食事から栄養をとるという目的もありますが、
楽しく食べてもらうことが最優先です。
食べさせている親の表情や雰囲気がかたかったり、緊張していたりすると、
赤ちゃんにもそれが伝わってしまい、機嫌よくは食べてくれません。
我が子に合った気分をかえる戦略をもっていることで、
あげる方の気分も楽になり、赤ちゃんも安心してくれます。
また、毎回同じように食べられるようになるのが一番うれしいですが、
どうしてもダメなときは、しかたないとあきらめてもよいと思います。
1日単位、1週間単位で食べれていればいいぐらいのゆとりをもち、
気楽な気持ちですすめていければいいのではないでしょうか。
最近のコメント